東京旅行をする際の観光関連本・雑誌の選び方について

東京とは世界指折りの人気観光都市にまで成長してきており、LCCが続々スタートした2010年代からは国内の人達も熱視線を浴びせています。マイナーな地域とは対照的にガイドブック的な本や雑誌がたくさん発売されており、選び出すのはそんなに簡単ではありません。

そんな中からどうやってベストなものを見つけたらいいのかを紹介します。また電子版を持ち歩く事のメリットもお伝えしていきます。

東京は世界でも指折りの人気観光地

東京とは23区とそれ以外の地域を含めて約1400万人の人々が居住する世界的な大都市です。17世紀はじめに徳川家康が幕府を開いてから急速に街の発展が進み、明治時代に入ると江戸城跡地が皇居となりました。

その後、20世紀半ばには第二次世界大戦の末期における大空襲によって人口が減少したものの、終戦後に再び急成長を始めます。皇居の東側に位置する東京駅は、新幹線の発着駅としてどんどん進化していき、週末や大型連休中には国内からたくさんの観光客が東京駅に降り立つようになりました。

1970年代後半に千葉県内に新東京国際空港(成田空港)が開港すると、この大型国際空港からも近い東京という都市は海外の人々の間でも注目を集めはじめます。外国人観光客の数は年々増えていき、21世紀に入ると海外客が東京に与える経済効果が大きな注目を集めるようになりました。

外国人観光客をどんどん増やしていくため東京の観光関連業者はインバウンド対応を進めて海外客にとってよりよい環境となり、ますます人気が上昇中です。今ではアメリカのニューヨークやイギリスのロンドン、イタリアのミラノなどと並び、都市を観光するのが好きな人達の間で大きな注目を集めています。

なお海外からの観光客だけでなく、2010年代に入ってからは国内の旅行好きの人達の間でも脚光を浴びています。なぜならば、2010年代になって次々に日本でLCCが事業をスタートさせ、全国各地から格安運賃で成田空港までアクセスできるようになったからです。

海外客に関しては基本的に泊りがけの来訪が基本ながら、国内客の間ではホテルを予約する事なく日帰り旅行で東京に来るケースも増えています。

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人気観光地だからこそガイドブック的な本が多い

JTBパブリッシングが定期的に発行している「るるぶ」という各地を特集したムック本は、昭和時代から国民的な人気を誇ってきました。またJTBパブリッシングのライバル会社である昭文社が発行する「まっぷる」というムック本も同様です。

全国の中で、あまりメジャーではない都道府県を旅する人に関しては、この2つのいずれか・もしくは両方を購入し、ガイドブックとして利用する人が多いと言われます。しかし、全国有数の人気観光地・東京を観光する際は事情が異なってきます。

Amazonや楽天ブックスといったオンライン書店において「東京 観光」といった複合キーワードにて検索をすると、たくさんの関連本が見つかります。「るるぶ」「まっぷる」の最新版やバックナンバーはもちろんの事、この2大誌の増刊号としてたくさんの商品が販売されています。

他にも大手総合出版社が発行する東京ガイド本や旅行好きの有名人による本など、種類は様々です。そういった沢山の選択肢がある中で、どういう風にガイドブックを選んだらよいかというと、やはり評判を気にするべきと言えます。

街の書店でガイドブックを購入する際は基本的に立ち読みをする事が可能ながら、ネットで購入する際はそれができません。そのため、もし気になる本があったら商品ページより口コミ情報をチェックする事が極めて重要となります。

実際に本を活用して東京を旅してみた人から高い評価コメントが多数寄せられていたとしたら、それを買うのがベストと言えます。なお、「るるぶ」「まっぷる」に関しては、年度別の最新情報を売りにしています。もし2年前・3年前の号が中古で安く買えるとしても、古いイベント情報などは役に立ちますので、必ず最新号を買うように心がけましょう。

歴史・古地図系の本もあり

東京は第二次世界大戦中に大空襲を受けました。それによって焼失した遺跡・史跡もありますが、逆に空襲の影響を受ける事なく生き残った名所もたくさん残されています。そして江戸時代や明治・大正時代に関する重要な史跡・遺跡系スポットは日本史や考古学に興味をもつ人達の間で大人気です。

出版業界の人達はそういった人達がたくさん存在している事をよく把握しており、東京の歴史を感じながら街歩きが楽しめる本をたくさん発行しています。例えば、古地図系の本を買えば、街歩きをしながら過去と現在の風景を比較する事ができます。

また東京の主要遺跡・史跡・神社仏閣を掲載した本をあらかじめ購入しておけば、旅に出る前に旅行の予定が立てやすくなります。そのため、歴史・考古学好きのかたが東京を旅するならば、是非るるぶやまっぷる最新版ではなく、歴史関連の本も購入しておきましょう。

るるぶやまっぷるにはメジャーな歴史的スポットしか紹介されていません。

専門情報雑誌の数も多い

国内には、その都道府県のみの情報に特化した専門の雑誌というものがほとんどない地域も存在します。一方、東京には流行りの店がたくさんある事もあって休みの日に街歩きを楽しむ人が多く、地元民を対象とした地域情報誌があります。

東京(Tokyo)というタイトルがつくもので言うと、カドカワグループの「東京ウォーカー(カドカワ社)」または「東京カレンダー」といったところが有名です。また東京の若い女性層をターゲットとした雑誌というと、マガジンハウスの「Hanako」・スターツ出版の「オズマガジン」といったものがあります。

他にも男女両方を対象とした「散歩の達人」「おとなの週末」といった雑誌は、完全な東京情報誌ではないものの東京特集が大半のため居住者達の間で人気です。

電子版の本・雑誌なら荷物にならない

2000年代までは、人がどこかを旅するとなると、紙の本や雑誌をもっていかなくてはなりませんでした。しかし、2010年代に入るとその状況が大きく変化します。2010年代に突入してタブレット端末が登場したのと同時に電子書籍の時代がはじまりました。

新しい書物が紙版・電子版両方でリリースされるケースが年々増えており、今ではるるぶやまっぷるも電子化されています。そして、すべてではないものの東京に関する観光関連本に関しても高い確率で電子版を読む事ができるようになってきている状態です。

そのため、旅をする中で出来る限り身軽な状態になりたい場合は、まずは紙の本・雑誌を削り、電子版を持ち歩く形を推奨します。国内からの日帰り旅であれば、電子書籍化されたガイド本を利用する事により、手ぶらで旅をする事も可能になってきます。

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